熊本・天草の西海岸に広がる﨑津集落は、漁村らしいのんびりした空気がただよう町。
石畳の路地を歩いていると、突然現れるのがカトリック﨑津教会。
「え、漁村の先にゴシック様式!?」「思わず『ここ本当に天草市!?』」
とツッコミたくなるギャップだらけの世界文化遺産です。
今回は﨑津集落を歩きながら、この不思議で美しく、思わず見惚れてしまう教会に出会った体験をレポートします。

ここは“海の天主堂”とも呼ばれる場所だよ。漁村と教会が一体になった景色は、
世界でも珍しいんだ。
﨑津集落とは
崎津集落は2018年に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつ。
漁村の生活とキリスト教の信仰が同じ空気を吸っている、不思議で独特な景観が残る町です。
・路地は細く石畳が続き、古い木造家屋や漁村の風景がそのまま。
・観光用の看板やマップも整備されていて、散策のしやすさも魅力です。


こら昔ながらの町並みたい!歩きよると、人々の暮らしの匂いがしてホッとするばい
カトリック﨑津教会の魅力
路地の先に現れる異国の建物
集落の中心部から教会までは徒歩わずか数分。
右を見れば海へと続く石畳の路地、左を見れば漁村の風景。
そんな日常の景色の先に、突然ゴシック様式の教会が姿を現します。
そのミスマッチ感こそが、この場所ならではの強烈な魅力です。

内部の雰囲気(撮影禁止だからこそ感じられる空気)
カトリック﨑津教会の内部は撮影禁止。
だからこそ、自分の目で見て、心で感じる特別な時間が味わえます。
中に入ると、木の梁が静かに支える天井と、柔らかな光を通すステンドグラスが目に飛び込んできます。
外観の重厚さとは対照的に、内部はどこか温かみがあり、静謐で落ち着いた空気に包まれていました。
特に印象的だったのは、畳敷きの祭壇。
そして壁には、信者たちの思い出の写真が貼られていて、地域と教会がひとつになって生き続けていることを感じました。観光名所でありながら、ここは人々の日常と信仰が息づく場所なのです。

外から見たらヨーロッパ風なのに、中は畳…!
まるで和と洋のハーモニーだね。
内部に思い出の写真がたくさん貼ってあるのを見た瞬間、
観光地ってより“みんなの場所”って感じがして胸がいっぱいになったよ…
敷地内に広がる癒しの風景
荘厳な雰囲気の内部を体験したあと、外に出ると敷地内にはどこかほっとする風景が広がっています。
池では鯉が泳ぎ、海や緑に囲まれた穏やかな空気が漂っていて、観光客にとっては小さな癒しポイント。
「歴史を感じる教会」だけでなく、「のんびりと過ごせる空間」でもあるのが、﨑津教会の魅力だと感じました。



観光の合間に、ここでちょっと深呼吸。あぁ…贅沢な時間だなぁ〜♡


実際に訪れた感想
﨑津教会を訪れて一番心に残ったのは、「観光地」でありながら「今でも続く生活の場」でもあるということ。
静かな漁村の風景は、どこか懐かしくもあり、不思議な時間が流れていました。
荘厳な教会内部を見て感動し、敷地内の池や緑に癒され、そして路地を歩けば地元の人の暮らしに触れられる。
その全部が重なってこそ、﨑津集落(﨑津教会)の魅力なんだと思います。

行ってみないとわからない心地良い空気感だったなぁ~。
ここは、一度じゃなくて何度も訪れたくなる旅先だよ。
まとめ|漁村に溶け込む世界遺産の教会
石畳の路地を抜けた先に現れるゴシック様式の教会。
厳かさと温かさ、観光地と生活感、そのすべてが混ざり合った姿はまさに唯一無二。
﨑津教会は「見る」だけではなく「歩いて感じる」ことで、その魅力が何倍にも広がる場所でした。
天草を訪れるなら、ぜひ立ち寄ってほしい世界文化遺産です。
﨑津教会の基本情報
- 名前:カトリック﨑津教会
- 住所:〒863-1204 熊本県天草市河浦町﨑津539
- 営業時間:拝観自由(内部は撮影禁止)※要確認
- 駐車場:あり(周辺に観光用駐車場)
崎津集落ガイダンスセンター駐車場(無料/台数に限りあり) - Googleマップ: 地図リンクはこちら
【補足】
﨑津教会を訪れる際は、教会のすぐ近くには駐車場がないため、
「崎津集落ガイダンスセンター」(観光案内所)横の駐車場を利用するのがおすすめです。
そこからは徒歩で集落を散策しながら教会に向かう形になります。
- 観光客用の駐車場(無料/台数に限りあり)
- 休日や観光シーズンは混雑しやすいので早めの到着が安心
- 集落内は道が細いため、徒歩での散策が基本
(天草の日帰り旅をまとめた記事はこちら ▼)